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学会概要

 

日本臨床栄養学会の特徴

 
 

    1.臨床栄養学を主領域として、医師中心に設立されたわが国で最も歴史のある学会です。本学会からいくつかの関連学会が派生していった経緯があります。

    2.学会活動の目的は、医師が栄養学を学び、それぞれの臨床に応用して患者に寄与することです。医療職の卒前卒後教育において臨床栄養学を学ぶ機会が少ないので、それを補完します。具体的には、総合的な栄養療法に関する知識・技量を有する優れた医師の育成を目的として認定臨床栄養医制度を設立し、そのための教育的企画として、地域で活躍されている医師が参加できるような研修会を東日本、西日本で年2回ずつ開催しています。

    3.栄養療法は管理栄養士の力を借りなければ実践が難しいので、日本栄養士会、栄養士主体の日本臨床栄養協会とも連携して、学術総会も合同で開催する体制をとっています。また管理栄養士の卒後臨床栄養研修を進める日本健康・栄養システム学会とも協働しています。

    4.対象分野は特定の疾患や手法にとらわれず、胎生期から高齢者まで、すべての手法を用いた栄養療法を網羅し、患者の生涯を通じての臨床栄養学の実践を目指しています。

    5.事業として、病棟への管理栄養士配置をする体制づくりを目指していますが、本邦には病棟における管理栄養士活動の重要さを明らかにする臨床研究がほとんどないため、学会主導の臨床研究を協力病院に呼びかけ2014年より実施しています。

    6.これまで内科医は薬物療法を、外科医は手術技法の習得を主体に患者の治療を行ってきましたが、各疾患において栄養学的視点の基盤があってこその薬物治療、あるいは外科治療であることを再認識する必要があります。これを踏まえた治療体系を創るべく、学会活動を継続して行きます。

 

日本臨床栄養学会組織図

 
 
 

日本臨床栄養学会定款